キンドルで英語学習したい人「キンドルで気軽に英語学習出来たらよいなと思って、おすすめの洋書を探しているんだけど、良い本あるかな?」
先日の記事で、kindle洋書は、ペーパーバックや和書よりも安上がりで手に入ることが多く、リーディング力養成の手段として最適であるとご紹介しました。
そこで今回は、実際に私が買ってよかったコスパの良いオススメKindle洋書本10冊を厳選してご紹介したいと思います。
※割引セールについては、時期によって、定価に戻っていたりするので、必ず各書籍のページにて再度ご確認くださいm(__)m
執筆者の紹介
- 楽しく学習して趣味感覚でTOEIC500から900点まで、上げた人
- キンドルで楽しく英語学習していたら英語力が大きく伸びた経験あり
- 人があまり紹介しないマニアックな洋書を知っている
目次
(英語)学習編
①ゲームにハマった経験を人生攻略に生かしたい人におすすめな一冊。
278円。和書も同じくらいの値段です。日本語版で200ページあるので結構ボリュームもあります。
この本は、『人生で大切なことはみんなRPGで教わった』バグ修正正規版の洋書版です。
一言で言うと、人生をRPGと捉えて、どのように考えれば、RPGのように楽しく生きることが出来るかを説いている本です。
最近読んだ人生ドラクエ化マニュアルに近い内容でした。
一度でもドラクエやファイナルファンタジーなどにハマったことのある人にはヒントが得られる一冊なんじゃないかなぁと思います。
一度自分の人生のあらゆる要素をRPGに比喩して考えると、当たり前のことも楽しんで接することが出来ます。
英語学習的には、和書読んで本の内容がわかっている人であれば洋書も比較的スラスラ読めると思います。
読めなければ、左右に本を置いて日→英で読んでいけばOKです。
②10か国語をマスターした著者の画期的な英語学習本。
557円。ペーパーバックだと定価2975円なので大分お買い得です。
この本は、「英語を楽しみながら学び、結果自然に上達する」という私の英語学習観を形成してくれたスティーブさんの本です。
著者自身が10か国語以上をマスターした方です。
かつ言語学習を楽しんでいて、70歳近くになった今も新しい言語学習に取り組んでおり自身の方法論を体現しているのが素晴らしいです。
動画上でも日本語をとても流暢に話しています。
簡単に内容をご紹介すると、この方の方法論は下記の通り7つに体系化されています。
①頭脳は自動的に学習する。
脳は意識しなくても自動的に学んでいる。脳は、インプットされた情報に規則性を見つけるのが得意であるため、この自然な働きに任せればいい。学習は教室ではなく、脳の中で行われる。
②意味のあるインプットが必要。
たくさんインプットが必要。文法の原則をインプットするのではなく、自分にとって意味のあるもの、つまりおもしろくて興味のあるものを言葉そのものと共にインプットすることが大切。
➂文法、語彙には時々注意を向ける。
システマティックに全部覚えようとして文法書や単語集を勉強する必要はない。ときどき、文法や単語を覚え、意味のある文脈をインプットしたときに、それに気がつくという注意の向け方がいい。
④学習にポジティブな感情を取り入れる。
例 声、内容が好きだと思えるものを勉強する。
⑤モチベーション
脳は常に何が起こるかを予測をしているが、予測よりもいい結果が出ると幸福感を感じるようにできている。新しい言葉を学び、「わからなかったことがわかり、できなかったことができるようになる」と脳は幸福感を感じ、モチベーションになる。
⑥新しいものに挑戦する。
慣れている文化や知識に安住することは快適だが、恐れずに新しい世界に踏み込む態度を持つこと。
➆教室よりもインターネットで勉強しよう
(動画内容より要約)
上記を簡単にまとめると、「④や⑤を意識して②⑥➆をしていくことで、①が起きる。学校学習で行われる文法とは➂のような感じで付きあう」という感じですね。
こうやって英語と接することで見える景色が全然違ってくると実感しています。
※スティーブさんの言語学習チャンネルもめちゃくちゃ勉強になるし、本当に学習を楽しんでいる様子が伝わってくるチャンネルなのでオススメです。
➂学校教育の英語学習の過ちを痛快に指摘する一冊。
この本も英語学習法について英語で書かれた本です。
紙ベースのペーパーバックだと、1483円のところ、Kindle本だと965円です。
さらに、他のkindle本に利用できるポイントが203つくので、実質762円(約50%OFF)で購入することが出来ます。Kindleの恩恵をフルで享受できる一冊です。(2018年3/22現在)
タイトルは【努力なしの英語:ネイティブのように英語を話す方法】というような感じですが、英語学習全般について、従来の学校学習の過ちとそれを克服しどう学んだら良いかについて書かれている本です。
従来のダメな学校教育の一例に、著者が日本の学校で目の当たりにした【1回の授業で生徒が滅多に英語を話す機会が与えられない】風景が出てくるのですが、本当に共感しましたね。あれじゃ英語嫌いになるのも無理がないです。
内容について簡単にまとめるとこんな感じです。
- 学習におけるマインドセットの重要性を説いている
- そのマインドセットをざっくり言うと、「怖がらず楽しんで学ぼう」という内容
- 基本的に守るべき7つのルールがある →例えば、反復が英会話習得のカギである、魅力的な物語で英語を学ぶ、目ではなく、耳で英語を学ぶetc
- 楽しいリーディングは自然に英語力を伸ばしてくれる力がある
上で紹介した7つのルールについては、AJさん自身のYouTubeチャンネルでも紹介されています。
また、この本に加えて下記でAJのメールマガジンに登録すると、分割されたオーディオブックも手に入ります。
これでリーディングに加えリスニングの学習もできるのでスグレものです。
Effortless English: Learn to speak English Like a Native - Effortless English Book and Audio Book
なお、Kindle本は基本的に「無料サンプル」を読むことが出来るので、それで試しに読んでみるってのも読書量を増やせるのでオススメです。
※Kindleをお持ちの方はも赤枠の部分からダウンロードできます。
④「気が付いたら没頭している」フロー状態に関する一冊
Kindle価格1145円。それほど安くはないですが、ペーパーバック版が1828円、和書が2621円でkindle版はなしなので、英語学習がてらKindle洋書の選択もありかと思います。
こちらは【フロー理論】で有名なチクセント・ミハイさんのフロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)の原著です。
私が大学受験で0から受験を目指した時に「【没頭】の大切さ」を実感し、色々文献にあたる中で出会った一冊です。
フロー理論とは、簡単に言うと
人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。(wikipediaより引用)
上記の状態であり、下記の8つの条件を満たしている時に発生すると説かれています。
(8つすべてが揃う必要はないです)
- 明確な目的(予想と法則が認識できる)
- 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
- 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
- 時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更
- 直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
- 能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
- 状況や活動を自分で制御している感覚。
- 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。 (wikipediaより引用)
この諸々条件を知っておくことによって、例えば、英語学習、読書、学習全般について、どのように取り組んでいけば、没頭して取り組むことが出来るかがわかります。
英語学習でいうと、
- 昇進するために会社で求められるTOEIC600点を、6月までに取得する
- TOEICの公式問題集しかやらない。さらに苦手なリーディングに特化。
- ゲームやり始めて気づいたら一日終わった感覚をイメージして、取り組む。(私は図書館とかで持ち物を最小限にしてタイマーで計ってやるとなりやすいです)
- 3に同様
- 公式問題を解いて、すぐに点数がフィードバックされる。(ブログなども書いて一日経てばアクセス数がわかるので、ある意味ハマれる条件のある活動なのかもしれません。)
- 太刀打ちできないレベルじゃなく、かといって楽勝でもない、ほどほどの問題を選ぶ。適宜難易度調整。
- 自分で選択したテキストで、自分の意志で図書館に行き、自分で時間設定して取り組む。(逆に、学校でいわれるがままにテスト受けさせられたり、上司の指示で仕方なく仕事やる時はなかなか難しいですね)
- 自分がこの問題を解くことが自分の目指す未来につながっていると感じる。
このような感じですね。一度自分の取り組んでいる活動について、上記の条件を満たしているか点検するのがオススメです!
また、この没頭について私は今も試行錯誤していますが、同テーマ関連で最近読んだオススメ本としては、没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術という本が挙げられます。意外に日本語でこのテーマが掘り下げられることがなかったので、オススメです。
⑤ホームレスがハーバード大学に合格する物語
Kindle洋書だと671円で63%OFF、さらに和書と比較すると72%OFFになってますΣ(゚Д゚)
こちらはタイトルにある通り、ホームレスだった著者が、ハーバード大学に入学するまでのストーリーが書かれている本です。
私が読んだ本の中では、中卒から弁護士になった【だから、あなたも生きぬいて】同様に、逆境における人間の可能性について深く考えさせられました。
窮地に生い立たされている人や、自分なんかとか思ってしまう人にオススメ出来る一冊です。
この方もTed関連で学生が主体となって運営されているTEDxYouthにて登壇されているようです。人間の可能性について改めて考えさせてくれる良いスピーチです。
こちらの本も和書が出版されているのですが、値段は2376円でした。
⑥「問題解決」に関する古典的名著
なんと548円です。こちらは実はあの古典的名著、ライト、ついてますか(2160円)の原書です。
和書出版が1987年と30年以上も前にも関わらず、中古本の最低価格が1620円もすることからその本の価値が高いことがわかります。
この本は、自分が持つ【問題】との付き合い方について教えてくれる一冊で、問題解決技術の向上にオススメな一冊です。
私はこの本を読んで問題についてただ愚直に真面目に取り掛かるのではなく、柔らかい思考で楽しみながら問題と接することの大切さを学びました。
杓子定規に問題解決するなら誰も苦労しないですからね。肩の力が抜けます。
メンタル編
➆科学的に効果が証明されているメンタル対策の名著。
この本は、精神疾患やメンタル強化において注目されている心理療法である、【認知療法】について、その名を世間に知らしめた名著中の名著です。
この訳書である〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法が3974円であることを考えると、このKindle洋書が760円というのは破格中の破格であるといえます。
この本も相当ボリューミーな一冊ですので、最初に和書で内容に習熟したうえで洋書にも取り掛かるとGoodです。
読むだけで読書療法的効果があるのでメンタル的な悩みや、極端な考え方によりつらさを抱える人にオススメです。
読み込んで文章を血肉化した頃には、英語のリーディング力アップと共に自分のメンタルコントロールの習熟度が相当アップしています。
※読書療法(どくしょりょうほう、英:Bibliotherapy)とは、題材を読むことによって心理的な支援を行う、心理療法の1つである。 うつ病に効果が報告されている。-Wikipediaより引用
⑧日常の「心のキズ」を自分で手当する方法が学べる本
こちらはTedでも有名なNY人気セラピスト:ガイ・ウィンチさんの本です。
ペーパーバック比38%OFF。
TEDの講演を視聴して、「なぜ私たちは体の治癒方法は教わるのに、精神的な傷については手当する方法を学ばないんだ」という問いかけにハッとさせられました。
和書でも【NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法】という本が出ています。
こちらもリーディングに自信ありな人は洋書のみ、内容をじっくり消化しつつ英語力もつけたいという人は両方など、ご自身の状況によって検討してみてください。
参考 Tedでのガイ・ウィンチ氏による講演
番外編
➈2014年Amazon大賞に受賞した小説
これは実はまだ途中までしか読んでいないのですが、ペーパーバック比75%OFF(1392円→350円)の破格本で、少し重い家族問題についてのストーリーです。
評価もなかなか。本家Amazon.comの2014年大賞にも選ばれた本だそうで、レビューの星数を見るとその人気っぷりがうかがえますね。
➉より良い睡眠をとる方法について安価に読める一冊
キンドルアンリミテッドで読み放題対象本。定価は334円。
紙ベースで全28ページなのでそれほど分量はなく読みやすいです。
この本は番外編です。というのも、内容はある程度平素なものだからです。
ただ、睡眠という誰にでも興味が持てる分野であるというのと、キンドルアンリミテッド対象本という点でオススメしました。
この月500円で加入できるキンドルアンリミテッドに入ると、この本のように簡易的な内容の本はたいてい読み放題に含まれるので
キンドルアンリミテッド本をガンガン読んでいくというのも、Kindleでリーディング力を鍛えるという点ではかなり合理的な選択だと思います。
以上、コスパの良いKindleオススメ洋書10選!でした。