こんにちは。
普段ひらがな打ちだけど、タイピング英語学習法でローマ字打ちもある程度身につけたぴーちゃんです。
唐突ですが、学習というのは、組み合わせるほど効率的になります。
例えば、①英文記事を読む場合では、リーディング力の向上ののみが期待できますが
②オーディオブックを聞きながら読むと、一作業でリーディング+リスニング力を同時に鍛えることが出来ます。さらに、➂シャドーイングを加えることで、実際に口を動かすことになるので、リーディング+リスニングに追加して、スピーキングの基礎も鍛えることが出来ます。
もちろん、同時作業をすることで、作業に対する情報処理の負荷が大きくかかり、逆に効率が下がる場合もありますが、ある程度英語ができるようになって、社会人など時間がない方はできるだけ行動の重ね着をしたほうがよいと思っています。
そんな組み合わせ学習ですが、一時期私が実践していてかなり役立った方法がありますので、ご紹介します。『タイピング英語学習法』です。
【タイピング英語学習で得られる5つの効果と、身に付く度合い(★5つが満点)】
・タイピングが早くなる★★★★★
→タイピングの作業がメインとなるので言わずもがなです。私は一日パソコンをする仕事についているのですが、ひらがな入力のため、英文入力の場合はブラインドタッチがそこまでできていなかったという問題がありました。上司に、『両方できるようにしておいた方がいいぞ』と言われ、そのために始めた方法です。英文を書く機会があるのと、一日中パソコンの作業のため、仕事の効率は劇的に上がりました(^-^
・ライティング力の向上★★★★
→タイピングソフトで同じ文章を繰り返し繰り返しタイピングすることで、英文をなぞるため、ライティングの基礎を学ぶことができます。特にこのタイピングで使う文章は名文が中心のため、優れた人物の文章、スピーチを学べます。
・リスニング力の向上★★★
→作業自体にはリスニングはないのですが、ここで使う素材は基本的にYouTubeを探せば音声を発見することが出来ます。私はこのタイピング学習をしている期間の移動中は、基本的に各文章の音声をmp3プレイヤーで聞いていました。日常生活のどの場面でもいろんな角度からその文章に触れることで、その対象となる英文を徹底的に血肉化することが可能になります。
・リーディング力の向上★★★★
→これは言わずもがなです。タイピングと同時にその文章を読むことになりますし、タイピング学習中に原典となる動画を見たり、スクリプトをダウンロード・Evernoteに貼り付けして、紙で読み込んだり、スマホで読み込んだりするので、自然とリーディング力も身に付きます。
・暗唱力の向上★★★★★
→これは、上記で見てきたように、あらゆる方面から、対象となる英文に触れ、やりこむことで、自然とその文章が自分のものになってきます。特に対象となる文章は名文で自分の中にとどめたい内容であることが多いので、自分のやる気を高めたりすることにもすごく良い内容だと思います。
それでは、5つの効能をお伝えしたうえで、肝心のやり方についてお伝えします(^-^
【学習レシピ】
①e-typingさんがタイピング文章として採用している演説をあらかじめ視聴しておく。
(演説編の場合は、演説全体のうちの1部分がタイピング材料になっているため、最初に全体を把握したほうが良い)
※一例として、Steeve Jobsのスピーチ動画を貼っておきます。
素材が素晴らしい演説ばかりで、それだけでもためになる内容です。
Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address
②e-typingさんのサイトでタイピングする
(スティーブジョブズは右列の上から6番目にあります)
※下記スクショ参照
※タイピングをすると下記のように間違った箇所やかかった時間が記録されます。
私は、毎回この結果をスクショして、Evernoteに貼り付けて、レコードしています。読み込みながらタイピングもするので、どんどんスコアが伸びていきます。成長を可視化すると楽しいです。
↓は一例。
➂スクリプトを拾ってきて、Evernoteに貼り付けか、印刷して、タイピングテストの箇所を特定する。タイピングテストの文章箇所は複数なので、新しい箇所が出る度にチェックしてください。わからない単語などは、繰り返すうちに類推できるようになるが、気になる場合は調べたり英文解釈したりします。
※私がEvernoteに貼り付けているジョブズのタイピング箇所の文章です。
④タイピングに出てくる演説場面を集中的に読み込み、聞き込みし、タイピングの純粋な速度向上と同時に、内容理解によるタイピング速度向上を目指す。ひたすら②をやります。
以上のような学習レシピになります。
ほかのスピーチも同様のやり方でやってみてください。
結構ゲーム感覚でできるのでお勧めです。
※参考
etypingソフトではないものの、演説タイピングを実践する英語系YouTuberのカリブラさんが似たようなことをやっている動画を発見したので載せておきます。ご参考まで。
※追記
この記事が結構読んでいただけているということで、他にも役立てる情報を追記します。少しマニアックな方法ですが、単語帳とPCソフトで、取り扱う内容が重複しているものを利用すると、単語帳でインプットし、タイピングソフトでアウトプットするという学習の相乗効果が期待できます。
私の実践した例でいうと・・・
※古い方の版です。
と、
の組み合わせです。
英単語・熟語ダイアローグ1800内の例文が、そのままえいご漬け+対話にタイピング文章として出題されるので、相互に学習を補完しあい効率的に学習できること間違いないです☺
※学習例
①単語帳→インプット
②えいご漬け+対話→①でインプットした内容をアウトプット(タイピング)して、
知識の定着化
➂ ①と②を交互に反復し、最終的にスラスラ理解できるレベルにまで仕上げる。
(しっかりした英語力の土台を形成したい&楽しめるなら、暗唱レベルまで仕上げる)
→英語の基底能力の養成
(なんか上からになりますが、私としてはこういった組み合わせの学習素材をもっと意識的に出版いただけると、日本の英語力向上にもっとつながるのでは・・・などと思っています)
是非トライしてみてください☺