英語学習は、目的に応じて、学習者各々の好きな方法で取り組むのがベストと私は考えています。一方で、「これだけはやったほうがいい」と言えるものもあります。
そのうちの1つが、音読です。
私は大学受験の自宅浪人生の時に音読に出会い、堅苦しい英語学習のレパートリー(興味のない文章の黙読、英文法理解、単語暗記)に
新たに気軽に取り組めて、ある程度楽しめる音読を加えることが出来、勉強時間も伸び偏差値もガンガン伸びたので「こんな方法あったんかい!」と感動しました。
現役なんて机に我慢してしがみついて、無理やり勉強時間を増やすという消耗的なやり方でしたからね。。「学習は本来気軽で、楽しいもの」を教えてくれたのも音読です。
出会ったきっかけは、安河内哲也さんという東進ハイスクールの英語講師の本【できる人の勉強法】を読んだことがきっかけでした。
そこから英語学習の自分の中でのハードルが一気に下がり、毎朝15分の音読が日課となっていました。英語偏差値が40中盤から70まで伸びた一番の要因は音読と思っています。
また、大学生になってからも、宅建などの学習で、自分で一問一答の問題集の選択肢をボイスレコーダーに吹き込み、
移動時間で学習できる素材を作ったりして、効率的に学習する方法としても重宝しました。こちらも半年ほどの期間で合格できました!
(これについては需要がもしあれば書きたいと思います。)
以下、簡単に音読についてまとめたいと思います。内容は私が実感できたものだけに絞っています。
音読の効果
脳が冴える
これは間違いないです。大学受験の半年間、そして大学生活後半の1年、社会人になってから、朝15分の音読をなるべく続けてきましたが、
音読をしなかった日とした日では、特に午前中の脳の働きが違うと感じます。
朝の15分で、一日全体の頭の回転に好影響を与えるので、レバレッジ効果が働き、ものすごい学習効率が高まります。
※レバレッジ効果・・・小さい労力で大きなリターンをもたらすという意味
一日15分で、一日の残りの学習がはかどると考えると、コスパ良すぎませんか??笑
また、個人的に思うのが、普段からあまりしゃべらない人ほど効果があるのではと思います。
※私は朝音読をしない日が続くと、午前中の活舌が悪くなったりすることが多いので、差が非常にはっきりしやすいです。
なのでそういう方に特におすすめします。
学習効果が高まる
これは、脳科学的にも言えます。というのは、黙読ですと、目しか使わないですが、音読だと、目、口、そして自分の音読を聞く耳という三種類もの感覚を使うことが出来ます。
これにより、目でインプットし、口でアウトプットしてみて、さらに耳で再インプットするという構造になります。
それにより、濃密な学習ができるのです。
私自身、音読を何回も繰り返した素材は血肉化できているという実感がありますし、私の学習時間の多くは音読により構成されています。
とにかく気軽
音読は、机の上に向かってガリガリやるような勉強というよりは、安河内さんがおっしゃるように身体を使って行うスポーツのようだと思っています。
そのため、非常に気軽に行えるし、楽しいです。
私は、受験生時代は、風呂で行ったり、平日の人のいない広い公園で歩き音読をしたり、車の中で録音しながら音読したりと、
場所ややり方を変え楽しみながら行ってきましたので、是非参考にしてみてください。
ストレス解消
学習って、自分ひとりでやっているとどうしてもインプット中心になりますよね?
これって結構よくないのです。
私の実感としては、普段あまり話さない人にとって非常にアンバランスになりがちです。結果として、調子が悪くなることが多いです。
ただ、音読という学習法を取り入れることで、インプットを確保しつつも、貴重なアウトプットの場も作ることが出来、学習のアンバランスさ解消になり、ストレスがたまりにくくなるという実感がありました。
まとめ
今回は以上のように、音読をすることで得られる効果についてまとめました。
私個人は、音読については個人的に研究して、最終的に朗読スキルなどまで発展させていきたいと思っています。
まずは、自分の身近にある学習素材を読み込んでみてはいかがでしょうか。今度は実際の音読のやり方などを紹介できればと思います。
※オススメ関連記事★ 「音読の効能」について読んだ後は、「音読のコツ」をどうぞ☺