こんにちは。
今回読んだ本「マーケット感覚を身につけよう」は、かなり面白い内容で、誰が読んでもためになる一冊でした☺
はじめに
昨今、「マーケティング」という言葉をよく聞きませんか?
Wikipediaで調べてみたところ、こんな意味でした。
※マーケティング・・・企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。 また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
私は営業でもマーケティングをやっていたわけでもなく
前職ではあまり意識していなかったのですが、
ブログを始めてから
どうしたら「読者に読んでもらえるのか」「価値ある情報を届けれられるのか」など
多かれ少なかれ意識をするようになり、マーケティングの重要性を実感しました。
(これに関しては、まだまだ道半ばで、今までいかに読む他者のことを考えず自分の書きたいように書いていたかを反省しています・・・笑 もちろん、ブログを上手く継続していく上で、「自分が楽しく書いていく」が一番大事だと考えていますが、一方でこのことも洗練させていかないとなと感じており、徐々に改善出来ればと思っています。)
「マーケティング」に関しては、前回簡単な書評という形で「ドリルを売るには穴を売れ」という本を紹介しました。
こちらは
・マーケティングにすでに興味がある人向けの
・わかりやすい基本書
という立ち位置かなと感じましたが、
今回ご紹介する「マーケット感覚を身につけよう」を読んでみて、
現代社会は様々な分野が市場化(マーケット化)していくので、マーケティングに携わる人のみならず、
あらゆる人が「マーケット感覚」を持って生きる必要があると実感しましたので、是非読んでみてほしい一冊でした。
内容まとめ(・が引用、★が私見です)
・マーケット感覚=誰にとってどんな価値があるのか、見極める能力。価値ある能力に気付く力。売れるものに気づく能力。すべての人の働き方や生き方に深くかかわってくる能力。キャリア選択、婚活にも不可欠な能力。
・市場の選択が成功のカギ。
・ふるさと納税の意義。
→ふるさと納税は賛否両論のある制度ですが、確かに地方自治体などのいわゆる「市場性のない業界」≒マーケット感覚が薄れがちな業界において、
各地が競って寄付してもらうように工夫して返礼品を選択していくことは、今後の地方のマーケット感覚向上につながり、ひいては今後移民導入を避けられない日本において大事なことだと思いました。
・社会は変化する。時代が求める価値の変遷を理解し、新たに求められる価値を他者に先駆けて投入していく能力は後天的に身に付けるべきマーケット感覚であり、先天的なものではない。
・マーケット化実例
就活市場(以前は、相対取引)
仕事市場(ランサーズなどの業務単位でのマッチング)
恋愛市場(以前は、お見合いなどの相対。自由恋愛からマッチングサービスなどに発展)
★本書の中では、マッチングサービスで消耗している若者の話が出てきましたが、私の友人は反対に自由恋愛で消耗しているので、彼のように真面目で属性の良い人はマッチングなどのマーケットで売れば全く違った景色になるのかなぁなんて思いました。
恋愛もマーケット感覚で結果が大きく左右されるとなると、もはやビジネスのみならず生活全般に不可欠な能力なんだなあと思いました。
・ダイソンがバカ売れしたのは、「ダイソン社しかサイクロン方式の商品をだしていなかった」から。
★なるほど!!身近な例だとわかりやすいですね。
・需要あるもの
例 医師 飲食 過酷な労働環境→人手不足
・反対に、需給関係上厳しいもの
例 博士 定員の増加したにもかかわらず、ポストは少子化で少ないまま
弁護士 司法制度改革でなりやすくなったにも関わらず、需要は一定
★大学の学部選択で、当時逆転合格を目指していた私は、「とにかく良いところに入る」というところで合格した大学の「法学部」と「社会科学部」の選択の際、周りのアドバイスを含めてより難関である「法学部」を選択してしまいましたが、
本書の言う「マーケット感覚」を当時意識していれば、「自分の興味ある分野が学べて」「市場性の高い分野」を学べる社会科学部の方が良かったなぁと気づきましたw
(法律がやりたい、学歴が生きる業界で活躍したいなどの別な理由があれば問題ないですが)
これは完全な「しくじり先生」ですww
受験前の人、就活生にはこの私の教訓を踏まえた進路選択をしてもらえたらと思ってます!
「マーケット感覚を身に付けるために今すぐできる実例6選」
・「供給少なく強く求められるものは何か」と考える癖を持つ。
→何か思いついたら、下の「ココナラ」のようなサービスで実験的に出品してみると良いかもですね。
・メルカリで物を売ってみる。
→中古品市場ではどんなものが売れやすいかが肌で感じとることが出来ます。私がやってみて思ったのは、携帯用ゲームソフトがとにかく売れやすい、新品が売れやすいということでした。
・ココナラでスキルを売ってみる。
→これは自分のスキルを売買できるサービスです。「こんなことサービスになるのかなぁ」なんて思うことでも、意外に需要があったり、感謝されたりしたので、一度実験的にアイデア出しをしてみて、ピンとくるものに関しては売ってみるとマーケット感覚が身に付くきっかけになると思います。
・Kindle本を売ってみる。有料Noteを書いてみる。
→上記のような媒体では、自分のコンテンツを「電子書籍」という形でインターネットという広大なマーケット上に販売することが出来ます。そこでの売れ行きを見たり、売り方の試行錯誤をすることで、「どういった形にすれば売れるのか」などを考える良いきっかけになると思います。
※私が初出版した英語に関する本に関する記事です。意外に買って頂けることが分かり、貴重な体験になりました。
・Twitterをはじめる。
→Twitterは学生時代は単なるコミュニケーションツールとしてでしか捉えていなかったのですが、いざ「マーケティング感覚」を意識すると、あらゆるTwitterユーザーにとってどういった内容が響くのかなど深く考えさせられました。
また、一回一回のツイートがすでに「マーケット感覚があるかないか」問われるので、小出しにマーケット感覚を鍛えられる格好のツールだと思います。
※ただし、私も実験中でなかなか難しいと感じていますw いかにマーケット感覚を意識してなかったか現実を見させられる部分もありますが、練習場と捉えてやると気軽に取り組めると思います。
・将来予想の本を読んでみる。
→先に「未来で求められるもの」を有識者が予想するような本などでリサーチ・研究しておくのも良いと負います。
※AI化の未来について「人が労働を奪われる」などネガティブな論調の文章が多い中、「将来熱い仕事」について書かれている本書はオススメです。
まとめ
以上、簡単にでしたが、本の内容の紹介と、「マーケット感覚を身に付けるために今すぐできる実例」でした。
私もマーケティング初心者なので、地道にマーケティングを考えていって、感覚を鍛えていきたいと思っています☺ ではでは。